算数・数学について
本日は怪しげなメール届きました。
似たような内容だったので、警告の意味も込めて。
ひょっとしてこんなメール、本日受けた人いたりしません?
下にスクロールすれば、過去の問題なども読めるんでぜひー。
★怪しげなメール「今月値上がり確実なのは凸凹自動車」
それから1カ月、実際に凸凹自動車の株価は上がり、予想が当たっていた
すると同じ差出人からまたメール「今月値上がり確実なのは○×電気」
それから1カ月、やはり○×電気の株価は上がり、予想が当たっていた
その後、3通目、4通目、5通目に書かれていた予想も当たっていた
その差出人から最後に来たメールには「今後も株価予想を知りたい人は、10万円支払って会員登録を」とあった
10万円を払って会員登録する価値はあるか?
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ない
①例えばAさんには「凸凹自動車が上がる」、Bさんには「〇×電気が上がる」、Cさんには「△◇工業が上がる」…いろいろな企業の予想メールをいろいろな相手に送りつける
②1カ月後、結果として当たった予想を送った相手には、また同様のメールを送る
Aさんには「XY食品が上がる」、Bさんには「UV銀行が上がる」(△◇工業は値下がりし予想が外れたのでCさんには送らない)
予想はランダムに送られるので、予想自体はデタラメ
③これを繰り返し行うと、連続して予想が当たったメールを送った相手は減っていく
④それでも5通目も予想が当たった相手が3000人いたとして、仮にその1%の30人が10万円ずつ振り込んでくれれば、詐欺としては成功する
5回続けて予想的中メールを受け取った人は、実は運が悪かっただけ
★朝、学校に行ったら、窓ガラスが全て割られていました。
割った犯人は①高校生、②暴走族の不良男子高生、どちらがあり得るでしょうか?
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直感的に②を選ぶ人が多いでしょうが、選択肢を見ると高校生を示す範囲として②は①より限定的なので、①である確率は②より高いはず。
しかし「暴走族」で「不良」といった特徴が、窓ガラスを割りそうな典型として強く認知されるため、②を選んでしまうのです。
★ある教授のお父さんの一人息子が、その教授の息子のお父さんと話をしていますが、
その教授はこの会話には加わっていません。
こんなことは可能でしょうか?
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可能です。
なぜなら、教授は女性だったから。
迷ったり悩んだりした人は、教授という肩書だけで勝手に男性というイメージを持ってしまったのでは?
このような心の働きを、行動経済学では「代表性ヒューリスティック(人間の直感的判断)」と呼びます。
★有名店の行列
多くの人は行列を見ると並びたくないと考える一方、
他人が何かの根拠で並んでる行列の先には、きっと素晴らしいものがあるに違いないと思い込む傾向
同じ日本人でも「関西人」より「関東人」の方が「同調行動」に陥る傾向
関西人……行列に対する時間の損失に目が行きやすい
関東人……行列に並ばない場合に周囲から取り残された感持ちやすい
アナタはどうですか?
★航空機事故が起きると、事故が起きる確率は相当低いのに、
飛行機が最も事故の確率が高い乗り物であると思ってしまうこと、ありますよね?
「少数の法則」とは数少ないサンプルであっても、母集団の性質を代表すると考えてしまうバイアスです。
より少ない印象的なサンプルで全体を推測するのは、人間の思考のクセなのです。
他に、当たる確率がとても小さい宝くじの購入があります。
(逆に、標本が大きい、または多い方が母集団の性質をより表すという「大数の法則」もあります。
★ネズミ講
一週間に5人ずつ子を作っていったとして
一年足らずで地球上の全ての人間が会員になるという
…冷静に考えれば、永久に会員が増え続けなければ成り立たない
★4面が緑、2面が赤のサイコロがあります。
このサイコロを何回か振った場合、次のうちどれが最も生じやすいと思いますか?
Gは緑、Rは赤の面を表してます。
①RGRRR
②GRGRRR
③GRRRRR
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多くの人が②を選び、次に多いのが①、③を選んだ人はわずかでした。
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ところが、②は①の先頭にGを付け加えたものなので、
②より①の方が出現頻度が高いと考えなくてはいけません。
★私達の頭の中には
直感的で連想的で迅速で感情的で労力が要らず動物も持っているシステムⅠと
分析的で統制的で規則支配的で労力を要し人間に固有のものであるシステムⅡがある。
この2つのシステムが上手く連動し、問題を処理している。
ここで次の問題に5秒で答えて下さい
「ノートと鉛筆を買ったら合計110円で、ノートは鉛筆よりも100円高い値段でした。さて、鉛筆の値段はいくらだったでしょうか?」
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正解は5円。
しかし、10円と間違えて答える人は少なくない。
システムⅡがシステムⅠの出した直感的間違いを見破れなかった、
もしくは、気付いても判断を修正する時間がなかったからだ。
★「リンカーンが大統領に指名されたのは1860年、
同じくケネディは100年後の1960年。
2人ともジョンソンという副大統領がいて、
誕生日が1808年と1908年。
リンカーンにはケネディという名の秘書がいて、
ケネディにはリンカーンという秘書がいた。
暗殺されたのは2人とも金曜日。
リンカーン暗殺者の誕生日は1839年、
…人は無秩序で無意味を嫌う。
次に来るものが予測できないから、予測できないと不安になり、見えないものに恐怖を感じる。
…すると人は無秩序、無意味にパターンを見つけようとする。
秩序あるものは予測が簡単になり、熟慮システムの仕事が楽になるから。
私達はこうした傾向を理解し、
数字と向き合い、
必要以上に数字に意味を探したり求めてはいけない。
(株価とか飛躍し過ぎのアノマリーとか)
★アナタは銀行から年率12%(金利は単利)で100万円借りました。
銀行から「返済が大変でしょうから、返済は月々1万円でいいですよ」と言われます。
毎月の返済額が減るのはうれしいこと。
さっそくその条件で契約しました。
さて、アナタが返済し終わるのは何年後のことでしょうか?
➊5年 ➋8.3年 ➌10年
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…正解は。
返済は永遠に終わらない。
100万円借りて金利12%、利息毎年12万円。
毎月1万円、つまり毎年12万円返済ということは。
金利だけを返済し、元本の返済は出来ない。
★決算特別セール!
①全品レジで30%オフ!
②会員カードで10%オフ!
③ダブルで適用ならもっとお得!!
では①の30%オフと②の10%オフ、どちらを先に適用した方がお得?
➊先に30%値引きが有利 ➋先に10%値引きが有利 ➌どちらも同じ
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…正解は。
どちらも同じ。0.7×0.9しても、0.9×0.7しても同じだから。
予想・予測について
本日は急落ありましたね
最近バブルっぽかったので調整なのか、それとも…
今日は忘れていた言葉を心に刻みます
こちらも良かったら読んでみて下さい
kyoro77.hateblo.jp
さあ!買い場が訪れた!
★上昇期間は期間を要するが、下げはあっという間
「上げ百日、下げ三日」
★外為のプロの間で有名なジョーク
亡くなった人達が天国に行くための面接会場で、神様がこう質問した
「君のIQはいくつかね?」
一番目の候補者「250です」
神様は満面の笑みを浮かべ「それでは、アナタとは相対性理論とブラックホールの関係について議論しましょう」
二番目の候補者「150です」
神様は笑顔で「それでは、キミとはインフレ・ターゲットによる金融政策について議論しましょう」
三番目の候補者「50です」
神様はちょっと投げ槍に「では、キミとは3か月先のドル円相場でも議論してみるか」
…為替の先行きは神様だって分からない
だから難しく考えてみても意味はない
株価はどうだろう?
★ニュートン バブルの語源となった1720年南海バブル事件で大きな損失
「天体の動きは予測できるが、
群集心理の予測はできない」
★ウォール街の有名なアナリストに「株式相場は上昇する」としか言わない人がいる
株価は統計的に見ると、上昇する確率の方が少し高く、特に米国では相場が2年続けて下落することはほとんどない
「上がる」と言い続けていれば、遠くない将来に実現する可能性が高いのだ
そして、そのアナリストは市場が不振の時も予測を変えなかった信念の人として人気を博す
だから米国では弱気のアナリストは生き残れず、
強気なアナリストがカリスマとなっていく
でも、それは本当に相場の予測を的中させているワケではない
★基本的に市場全体の予測は
これまでしたこともないし
これからもすることはないでしょう
厳密な意味での史上予測は不可能であり
意味がないからです
すみません、読み人知らず
…確かに天災、戦争、疫病、企業不祥事で株価は動く
★2013年 ダウ平均が過去最高1万4000ドル突破以降、割高感ずっと指摘
2016年 ジム・ロジャーズ「米国株は明らかに割高で、1年以内に大暴落する確率は100%」
2017年 12月末にダウ平均2万5000ドルまで上昇
……………割高とか暴落するって、あの話は何だったの?
★経済学者の予測は当たらない
1970-75年 6つの米官民の経済研究所48件の予測のうち
46件が景気の転換点を予測できず
ほかにも同様の研究あるが、ほとんど同じような結果
金融商品について
昔々ワタクシが勉強した株関係の事柄、もう一度体系化しまとめる作業中
↓ブログ再開の理由、書いてますー
kyoro77.hateblo.jp
本日は人から薦められる投資商品の危険性。
自分の身は自分で守りましょう!
モチロン親族の、特に高齢者の身を守れるようになりましょう!
ちなみに下にスクロールすれば、過去のものも読めるので、ぜひー。
★元本保証付きの投資型年金保険
=商品設計にかなり無理
株で運用するのに損失(元本割れ)を許してもらえないのは無茶な要求
★「新商品・人気商品と聞いたら危険だと思って下さい。
テーマ型やデリバティブ型の新商品や人気商品は、
金融機関がたくさん売れると思って作った商品ですよ」
★顧客の資産を傷めず、同時に自社にとって適切な利益となる手数料水準がどの辺りかという問題に、
証券会社や投信会社は正面から向き合ってこなかった
株式の「回転売買」
投資信託の「乗り換え」
…を重視し手数料収入で経営安定を図ってきた
彼らの食い物になってはいけない
★レオナルド・ディカプリオ主演映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
新人証券マンとボスの、ホテルの朝食会場でのシーン
ボス「いいか、このゲームは客のポケットにある金を、自分のポケットに入れるゲームだ」
新人「はい、分かります。でも客の金を増やせばみんな幸せになれますよね」
ボス「馬鹿かお前は。株が上がるか下がるかなんて分かるワケないだろ。
良く聞け、俺たち株屋は何も生み出すことはない。お前のお客が8ドルで買った株が16ドルまで上がったら、客は大喜びで金に換えて、それを手に家に帰りたがる。でも、帰らせてはダメだ」
ボス「じゃあ、どうする?次の幻を探すんだ。儲けた分は次の株という幻に投資させる。それを延々繰り返す。もはや中毒状態だ。何度も何度も別の株を買わせ続ける…相手がスッカラカンになるまでな!」
ボス「客が儲かろうが損しようが知ったことじゃない。大事なのは俺たちブローカーに、ばっちり現金が入る事だ。手数料としてな。ざまあ見ろ!」
★「どうしてアナリストを信じられないの?」
金融コラムニスト、メアリー・ローランド
「誰もが失敗します。
もし金融の専門家にも打率があって、
テレビ画面で彼らの顔写真の下にヒットと空振りの数字が出れば、
彼らのアドバイスをもっと用心するでしょう」
★滅多に起こらないが、起こった時に大きな損が発生する事態に備える上で
保険は大変優れた仕組みであり
人類の英知が生んだ大発明の一つ
だが、漠然と安心するために入るのではなく
「必要に迫れられて」「やむなく」「最小限に使う」のが大原則
普通の人が合理的になる場合は2つだけ
①経済的に余裕がなく、いざという時に頼れる親類がない夫婦に子供ができた場合
⇒ネット生保か共済 ⇒掛け捨てで
②相続税を課税されるくらい大きな財産を持つ人が、相続対策で生保に加入する場合
★投資信託において
過去のパフォーマンスと
将来のパフォーマンスには関係が無い(運用の世界の常識)
★金融担当者に金融商品を勧められたら尋ね返せばいい
「そんなに素晴らしい商品なんですか…
でしたら、あなたのお金
どのくらいそのファンドに入れてますか?」
★あなたの「資産」は銀行の「負債」
あなたの「負債」は銀行の「資産」
銀行は決してあなたの味方ではない
特にお金を貸す先に困ってるような現状では、
これ以上定期預金を増やされ金利を支払うのは銀行にとってはバカバカしいこと
手数料・管理料を取るビジネスの方がよほど儲かる
★金融機関の営業担当者は
販売のプロであっても
資産運用のプロフェッショナルではない