Cubに乗ってどこまでも

株主優待大好きサラリーマン。タダ取りなんてケチなことは言わないガチホルダー。優待生活を綴ります。あとは旅行先とか雑学とか。

【幕末】西郷どんユーモアと孤独

薩長同盟や、江戸無血開城で高名な西郷どん
見た目からしインパクトありますが。
その言葉も印象的で、多くの人の心をつかんだそうです。

例えば、危機的な状況下で発したユーモアある発言。
西南戦争で敗北を重ね、故郷・鹿児島に逃げ帰る途中で。
這いつくばって逃げなければいけない状況で。
「よべごとある」と言ったとか。
「よべ」は「夜這い」。
「夜這いみたいだな」
周囲の兵士も笑っていたそうです。

親友・大久保利通(のちに決裂)らのヨーロッパ使節団を横浜港で見送る時のこと。
「今日出航する船が沈んだら誠に愉快」と言ったとか。

板垣退助も、西郷の発する言葉には名言が多かったと回想しています。


一方で、信頼していた薩摩藩主・島津斉彬を亡くしてからは、本当に心を許せる人間を失ったと言われています。
孤独な彼の心は犬に向かって行ったようで。
犬は嘘を言わない、人間と違って裏切りませんもんね。

晩年、故郷に下野した後は犬と共に狩りに出て。
死後、上野で犬を連れた銅像になりました。


これ以上ない幸せな余生なのかも知れません。