【歴史】物凄い小坊主物語
よく知られるエピソードですが。
石田光成が豊臣秀吉に見出された「三献茶」。
狩りに行った帰り、喉が渇いた秀吉はある寺に立ち寄ります。
そこで茶を所望すると。
寺の小坊主が差し出します。
最初は大きめの器にぬるめのお茶。
次に中くらいの器に少し熱いお茶。
最後に小ぶりの器に熱く点てたお茶。
そこで秀吉はこの小坊主を城に連れて帰りますが、やはり人を見抜く目は鋭く。
のちに知られる石田光成まで出世しました。
同じく小坊主だった別人の話。
主人が大切な客を迎えることになり、命じられて接待役のお手伝いとなります。
ちょうど秋の深まる頃。
彼は白砂の敷き詰められた美しい庭の木に登ると。
幹を揺らし、白砂の上に紅葉を散らします。
これを眺めた客が、紅葉に彩られた白砂の庭に非常に感動したそうです。
彼こそがのちに茶の始祖、千利休。
ともに12歳前後の年頃の話です。